完全データは最終的に以下の4つのPDFで構成されます。
・本文 ・表表紙 ・背表紙 ・裏表紙

●本文について

・文字は用紙内側6.4ミリ以内に収める
裁断の際にずれが生じて必要部分が切れてしまう可能性があります。
文字や画像の大切な部分は必ず用紙内側6.4ミリに配置してください。

・判版・印刷方式により製本可能なページ数が異なる
判型、印刷方式により製本可能なページ数が異なります。
出版可能なサイズについて」を参考に判型と印刷形式を決めてください。

・ページ数に応じてノド(ページとページの間)側の空けるサイズが異なる
ページ数によりノドが変わってきます。
下記の図を参考に設定してください。

ページ数一般的な書物コミック
24~1509.53ミリ
9ミリ
151~30012.7ミリ9ミリ
300~50015.88ミリ15.88ミリ
501~70019.05ミリ19.05ミリ
701~82822.23ミリ22.23ミリ


・ページいっぱいにデザインがある場合は塗り足しが必要
写真集やイラスト集等、ページいっぱいにデザインがある作品の場合、天地左右に3ミリの塗り足しが必要です。
例えばA5判の場合本来の148ミリ×210ミリではなく、154ミリ×216ミリのサイズで作成し、めいっぱい画像を表示させます。
この天地左右の3ミリ分は切り落とされてしまう部分なので、重要な部分をこの3ミリここに入れないでください。
なお、トンボは不要なので使用しないでください。

画像クリックで拡大表示。

※この画像はサンプルです。実際の原稿に枠線は必要ありません。
枠線の描かれたデータを入稿された場合出版が出来ない可能性があります。

・3ページ以上の連続した白ページは不可
印刷不良などの誤解を避けるために3ページ以上連続して白ページが続く場合はエラーとみなされます。
ただし、ページ番号がついていたり「メモ」などの言葉が書いてある場合は白ページとしてカウントされません。
また、連続していなければ3ページ以上の白ページでも受付が可能です。

・ページ番号は必ず重複の無い状態でつける(コミックスはなくても可)
コミックス以外の書籍には必ずページ番号を付けてください、ない場合チェックが通らない可能性があります。
また、順番が飛んだり抜けてしまうのもNGです。

・透明効果やレイヤーのあるデータは使えない
エラーになるので透明効果やレイヤーのあるデータは使えません。
事前に透明効果を消す、レイヤーを統合するなどして情報を削除してください。

・ページ数は4の倍数になる
書籍というものの性質上、ページ数は4の倍数になります。
それに満たない場合は白紙ページが自動で追加されます。
また、最終ページにはAmazonのサポート情報が追加されます 。

●表紙について

表紙データは表表紙・背表紙・裏表紙の3つのPDFデータで作成されています。
これには以下のようなルールが定められています。

・表表紙・裏表紙に記載する文字は用紙内側6.4ミリ以内
本文と同様、裁断の際のずれを考慮し内側気味に文字を配置してください。

・塗り足しを天地左右に4ミリずつ用意
紙面いっぱいの印刷であるため塗り足しが必要です。
例えばA5判の場合本来の148ミリ×210ミリではなく、156ミリ×218ミリのサイズで作成し、めいっぱい画像を表示させます。
この天地左右の4ミリ分は切り落とされてしまう部分なので、重要な部分をここに入れないでください。

・背表紙の幅は用紙と印刷方式によりことなる
背表紙の横幅の計算方法は以下の通りですが、100ページ以下の場合文字を入れられないので注意してください。
また、文字の入らない大きさでも背表紙が必要なのでご注意ください。
縦幅は作成したい書籍の大きさを基準にしてください。

カラー印刷ページ数×0.0596ミリ
モノクロ(用紙クリーム)ページ数×0.0635ミリ
モノクロ用紙(用紙ホワイト)ページ数×0.0572ミリ


・バーコード位置に文字は入れられない
下の画像の位置に文字を入れることはできません。
ご注意ください。


・特色を使用しないこと
メタリックカラーなどの特殊な色味には対応しておりません。
また、RGBカラーはCMYK カラーに変換して印刷されます。
するとサンプルのような色味の変化が現れるのでご注意ください。
これらはCMYKモードで画像を作成する、蛍光色を避けるなどの対策で極端な色の変化を避けることができます。

色味の違いサンプル

・画像の解像度は300dpi以上であること
画像の解像度が低い場合、印刷した際の品質低下につながります。
解像度は300dpi以上で入稿してください。
300dpiに満たない場合はこちらからお問い合わせさせていただく可能性がございます。

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